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「マーケターとしてのレベルアップのキモは『実践』にあり!アウトプットなくしてインプットは定着しない」

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2018/09/03

皆さん、こんにちは!
橋本です。

先日、非常にショックな出来事がありました。


後輩N「橋本さん、知っていますか? 一流のマーケターは朝起きて、過去読んだビジネス系の本を1,2冊選ぶらしいです。そして会社に行って、朝選んだ本に書いてある内容を実践するんです。そうすることで『知っているだけ』の状態から『使える』状態にするんですって。

橋本さん、そんなことやってます? ていうか、本読んでます?」

この意識高い系が… バカにしやがって…!

でも確かに「それ知っている、使ったことないけどね。」というモノって割と多い。
色んなフレームワークとか本気のカスタマージャーニーとか本気のSTPとか。
知識として知っている状態で終わっていて、使えるかって言われると使えないかも…

ヤバい。
これは先輩の沽券(こけん)のみならず、マーケター生命に関わる由々しき事態である。

という訳で今回は、以前マーキャリのインタビューにもご協力いただいた株式会社ロックオン マーケティング部 部長のデ・スーザ リッキーさんを急きょお招き。改めて、マーケターがレベルアップする方法についてお話を伺いました。

デ・スーザ リッキー 氏


Webの制作会社でWebディレクションと企画営業 → 大手通信会社でマーケティングおよびプロモーションを担当したのち、最終的にWebプロモーションの責任者→株式会社ロックオンに入社し、アドエビスのマーケティングに従事。入社3か月でマーケティング部長に就任、という経歴の持ち主。
最近ではMarkeZine やWeb担当者Forumなど大型マーケティングフォーラムにも登壇し、7月にはアドテック関西に公式スピーカーとして登壇予定。マーキャリが主催するマーケティング勉強&交流会『ミルクラ』の講師としても参画中。
マーケティングを愛し、マーケティングに愛された男。趣味はウクレレ。

効果的に『場数』=『インプット』を増やすのが成長の近道

橋本
急にお呼び出しして申し訳ございません。

ちょっと、単刀直入に聞きます。

どうしてデ・スーザさんは何を聞いても的確に回答できるんですか?
何か特別な特訓をしてきたのですか?

デ・スーザ
うーん、たぶん、そう思われるとしたら、それは場数(実戦経験)の差です。
もうそれしかないかなと。

僕は、マーケターとして10年分、いや、むかしは会社に寝泊まりしていたので、20年分、もしかしたら25年分くらいの実務経験があるんですよ。
だから、今自分が直面したり、他の人から相談されることは、大抵は自分の過去の何か同様、または類似の経験があることがほとんどなんですね。


 
橋本
場数…!そんな身もフタもない!


でも同じ年齢の人同士で、成果や評価に差が出ることってよくあるじゃないですか。
その差ってどうして、どこで生まれてしまうんでしょうね。

デ・スーザ

僕は「仕事が出来る人間」というのはイコール「質の高いアウトプットが出来る人間」のことだと考えています。で、その差が生まれる理由はインテリジェンスの差。つまり、インプットの質の差だと思っているんですね。

例えばですけど、橋本さん。
バナナについて「知りうる限りを説明してください」と言われたら、どこまで掘れますか?

橋本
え、バナナですか。(困惑)
暖かい地域で作られる果物。木に房でなっていて、もともとは青い色をしているけど熟成されて来ると黄色になって、甘くておいしい…みたいな?

デ・スーザ
おお! だいぶ出ましたね! うちの会社の若い子に聞いたら、「黄色い果物」って言われて終わりましたよ(笑)

ちなみに、僕だったら、こういう広げ方をします。

実は、1960年にバナナは一度ほぼ絶滅していて、昔食べられているバナナと今食べられているバナナは違うものです。もともとはバナナの中には種がありましたが、偶然生まれた種なしのものが普及しており、今は種ありのバナナは野生にしか存在していないそうです。

だから、いまみんなが食べているバナナですが、品種改良しようにもなかなか困難。
そんなバナナが今、二度目の絶滅の危機に瀕しているそうです。

海外のニュースによると、バナナの産地である南アメリカで、バナナの天敵であるパナマ病が流行っていることが理由らしいです。

とまあ、僕はバナナフリークでもなくて「知的好奇心」で情報を抑えているだけなのですが(笑)※ご本人いわく情報が正しいかはご自身でご検証くださいとのことでした。

たとえば、この状態で僕が、「最近バナナ値上がりしました」というニュースを聞いたら、普通の人とは判断が変わると思いませんか?

みんなは「バナナが値上がりした」から買い控える。けど、もしかしたら、僕は「バナナをしばらく食べられなくなるかも知れないから、今のうちに食べておこう」と、世間とはまったく逆の「買う」判断をするかもしれません。

これが起こった要因ってつまり、端的に「インプットされていた情報量」の差ですよね。

でも、考えてほしい。もし、橋本さんの情報量が「僕」とおなじだったら、もしかしたら「僕と同じ判断をするかもしれない」ですよね。

つまりそれって、良質なアウトプットのためには「インプットこそが重要」ということの証明だと僕は考えるんですね。

これは、マーケティングも同じです。

例えばCPAが先月に比べ1,000円悪化しました、という時に、それにまつわる情報を持っている人は「先月の○○の改正があった時に~~になったから…」と考えを巡らせる。
情報を持たない人は、「ふーん、そうなんだ」で終わる。答えが見つからないデータを見続けるだけでは、永遠に真実に辿り着けないんですね。

それがアクションの質を変えます。そのアウトプットに行き着くためには、なによりもまずインプットを増やさないといけないんですよ。

インプットは『体験』を通してこそ!チャレンジし続けることが『場数』の差を生む


橋本
インプットを増やすって言うと、本を読んだりwebで調べたり?

デ・スーザ
まずはそういうインプットの仕方が思いつきますよね。
でも、僕がそれに加えて大切にしてほしいのは、『体験』を通したインプットです。

たとえば、この前あるセミナーで共感した話なのですが「10m飛ぶ紙飛行機を作りなさい」というミッションに取り組むとします。早くクリアするには、作ってみて飛ばしてみて、振り返って作り直して、また飛ばす。それしかない…ですよね。

だけど、この時に「力学的には○○である」とうんちくを並べるだけで、作ってみない、飛ばしてみない人の紙飛行機は絶対に10m飛ばない。

これが「知っている」だけの状態と「実際にやってみた」という経験の差です。
マーケティングもそれと一緒ですよ。

『方法』ではなく『思考』を学べ!

橋本
なるほど~、確かに。
そしてそんな実践の機会を作るために、マーケティング勉強&交流会『ミルクラ』がある、と!

デ・スーザ
そうですね、一回目のテーマ『マーケティングの楽しみ方』も大盛況でしたしね。

一回目はリンゴの話を通して
本当に10分、15分で物の価値、マーケティングというものについて簡単に説明させていただきましたが、思ったより反響がすごく大きくて、良かったと感じると同時に驚きました。

「みんな、体験する場に飢えてるんだなぁ」って。

橋本
そうですね。
7月11日(水)に次回ミルクラを予定していますが、具体的にどういう内容をお考えですか?

デ・スーザ
『「ダイエット商材」で考える Web広告 はじめの一歩』というテーマで考えています。
WEB広告をするにあたって、特に競合の設定を皆さんすると思いますが、そもそも『競合』の考え方って、オフラインとオンラインで「お作法」がぜんぜん違うんですね。

顧客が購買に至るまでのストーリーが全然違う。

その違いをまずみんなに肌で感じていただきたいなと思っていて、実際に体験出来るようなワークを用意しています。

また、Web担当者のみなさんは上長とかに「web広告ってどこに出すと良いの?」ってよく言われると思うんですけど、その感覚も変えてほしいんですね。

正直今はもう、「どこに出すの」っていう時代ではなくて「誰に出すの」っていうのが正しい時代です。

どうしてリスティングなの? 検索って今どういうことが起こっているの? と検索を紐解いていくことで、「広告はこう出すべき」みたいな固定概念をなくして、ちゃんと背景を理解した上で、自分の頭で「あぁ、だからこういう風に設計しなくては駄目なんだな」と納得して広告設計が出来るようになる。

「方法ではなく、思考を学べる場」だと参加した人に思っていただく。
そんなゴールを目指したいな、と思っています。

橋本
デ・スーザさん、ありがとうございました。
わたしもアウトプット美人目指して頑張ります!


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