• 2019/01/31
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アカウントプランナーってどういう仕事?アカウントプランナーになるためには

  • マーキャリ 編集部
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目次

最近、求人を見かける機会が増えているアカウントプランナー。しかし、アカウントプランナーは広告業界特有の職種となるため、仕事内容を把握していない人もいるかもしれません。

アカウントプランナーとは、広告会社で広告枠を営業する「広告営業」とは職種が異なります。ここでは、アカウントプランナーの仕事内容や、なるためにはどうすればよいのかについて解説いたします。


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「アカウントプランナー」と「広告営業」の違いとは?



まず広告営業とは、「広告代理店や自社媒体の営業職として、メディアにおける広告枠を顧客に売る仕事」を指します。具体的には、TVやインターネット、雑誌、新聞などの広告スペースを確保し、広告主に売る仕事です。広告営業の仕事では「売り込みの能力」が最も問われるといえるでしょう。

しかし、時代の変化と共に、広告代理店に求められる仕事の役割も変わってきました。単に広告のスペースを売るのではなく、「どの媒体で」「どういう広告を」「誰に向けて」まで、戦略を考えた上での「企画営業」が求められるようになったのです。

アカウントプランナーは「広告の企画営業担当」

アカウントプランナーの定義は、企業によって少しずつ異なるものの「企画営業を行う仕事」であるといえます。勤務先は主に広告代理店です。

アカウントプランナーの仕事では、従来の「広告営業」では求められなかった、広告主への「企画・提案」を行います。
企画・提案とは、広告そのものを制作することとは違い、「このようなターゲット向けに、こういう広告を出しませんか」と提案をします。 クライアントである広告主が抱えている課題をヒアリングした上で、アカウントプランナーは解決するための企画を考えるので広告主の課題を解決する仕事ともいえるでしょう。

そもそも、広告の目的とは、商品やサービスの「ターゲットとなる人」に興味や関心を持ってもらい、購入を促すことです。売上に貢献できる広告を企画・提案するためには、事前のマーケティングリサーチがとても大切になってくるでしょう。
「広告営業」では売り込む能力が問われますが、アカウントプランナーには考える能力が何よりも求められます。

アカウントプランナーに必要な知識とは?



広告の企画・提案をするには、市場調査などのリサーチ以外にも、広い知見を持つことが期待されます。

TVやインターネット、雑誌、新聞といった広告媒体についての基礎的な知識は不可欠です。こうした媒体の影響力は時代の流れによって目まぐるしく変化するものであるため、媒体についての最新の知見が問われます。

一方で、提案先である広告主が扱っている商品やサービス、顧客として視野に入れているターゲットなどについても知っておかなければなりません。そのためには一般的な情報の収集はもちろんのこと、広告主へのヒアリングを密に行い、知識を蓄積していくことも、大事な仕事となります。

そして、広告主が扱う商品やサービスに対する理解をもとに、「適切なターゲットに」「適切な媒体で」広告展開するための企画・提案を行います。

WEBマーケティングにおけるアカウントプランナー




WEBマーケティングのアカウントプランナーは専門的な知識が必要

WEB広告だけを取り扱う広告代理店においても、アカウントプランナーは活躍しています。そこでは、もちろんWEB広告に関する知識が不可欠となります。その上で、広告主である企業の特性と媒体とのマッチングを考え、適切な広告を企画・提案することが求められます。
取り扱うWEB広告にはさまざまなタイプがありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

・純広告
特定のメディアの広告スペースを買い取って、そこに掲載する広告の総称です。複数のメディアではなく、特定のメディアに掲載される、ということが特徴です。

・ネットワーク広告
アドネットワークを経由して複数の広告媒体に広告を表示します。

・リスティング広告
検索結果と連動し、表示されます。検索連動型広告とも呼ばれています。

・ディスプレイ広告
WEBサイトや、あるいはアプリ上にある広告スペースに表示されます。バナー画像などをクリックさせることで、広告主が見せたいWEBサイトへ誘導します。

・SNS広告
主にFacebook、Twitter、InstagramなどのSNS上に表示されます。ターゲット項目を絞れることが利点です。

・アフィリエイト広告
掲載だけでは広告費が発生しないタイプの広告です。広告をクリックしたユーザーが商品を購入したり資料請求・会員登録などを行ったりした時に広告費が発生します。成果報酬型広告とも呼ばれます。

それぞれの広告に特徴があり、適正があります。WEB広告の種類についての理解をもとに、企業が抱える課題を解決できるよう、適切な企画・提案を行うことが求められます。

WEBのアカウントプランナーが活躍できる場所

WEBマーケティングの場合、アカウントプランナーが活躍できる場所は広告代理店とは限りません。
メディア事業会社、ポータルサイトの運営会社、WEBサービスの運営会社などもアカウントプランナーを募集しています。

新卒・未経験でもアカウントプランナーになれる?




新卒・未経験であってもアカウントプランナーの仕事に就くことは可能です。中でもWEBマーケティングのアカウントプランナーの場合は、未経験者歓迎という求人が多い傾向にあります。

アカウントプランナーの求人の傾向

総合広告代理店の場合、新卒で入社して経験を積んだ上でアカウントプランナーの仕事に就くことができます。しかし、未経験の募集は少ないでしょう。一方、WEBマーケティングのアカウントプランナーの場合は、多くの企業が未経験者okの採用を行っています。

アカウントプランナーに転職しやすい職種や経験

アカウントプランナーの仕事は「法人営業」の1つともいえます。そのため、前職がアカウントプランナーでなくても、法人営業経験者は歓迎される傾向にあります。あるいは「法人営業経験者」は場合によっては必須条件とされているケースもあります。

マーケティングの経験者や、人材業界、広告販売の仕事の経験者も優遇されます。WEBのアカウントプランナーの場合は、以下のような経験が歓迎されることが多いようです。

・リスティング広告の運用経験
・WEBコンサルティングの経験
・ECサイト運営の経験
・イベント演出やプロデュースの経験

求められる人物像としては、リーダーシップや、責任感と主体性、さまざまなことに興味を持てるような知的好奇心、などがあります。

まとめ

アカウントプランナーとは、どのような仕事で、どうすればその仕事に就けるのか把握している人は少ないかもしれません。アカウントプランナーに興味を持ったら、仕事内容についてしっかりと把握してください。
従来の「広告営業」にはない企画・提案の仕事内容が求められるようになったのは、広告量の減少が要因といわれています。アカウントプランナーという職種の誕生は、バブル崩壊の後からと考えて差し支えなく、比較的新しい職種といえます。
アカウントプランナーは、マーケティング戦略の視野やブランディング知識なども必要な、今の時代に最も求められている職業のひとつともいえるでしょう。

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