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2018/2/1 (木)

プレゼンの説得力が10倍増す、パワポ資料を作る際の6つのデザインテクニック

デザイナーでもないビジネスマンが資料を作ることに時間をかけすぎるのは、得策とは言えないでしょう。
一方、資料の完成度によってプレゼンの評価が左右されるケースがあることは否めません。プレゼンを評価するのはあくまでも「人」だからです。資料の見栄えが良いに越したことはありません。
そこで今回は、手間をかけずにぐっと資料の完成度を高めるためのテクニックを、デザイナーの酒井がご紹介いたします!

1. 「黒背景」のマジックでプレゼンが映える


PowerPointを立ち上げるとデフォルトで白背景の資料が展開されることもあってか、白背景のスライドがマジョリティになっています。が、実はプロジェクターで資料を映したとき、背景が黒であった方が、スライドに配置されたオブジェクトはきれいに映えます。
黒背景にしておくと、シンプルにすればするほど洗練された印象になるので、作り込む手間も削減できて良いこと尽くしです。
プレゼンの神様としても名高いスティーブ・ジョブズのスライドも黒背景が特徴的でしたね。



黒背景のスライドをプロジェクターで映し出すと、ひと目を引くこと間違いなし!

ただし黒背景は印刷には向いていない(インク代がバカにならない!)のでご注意ください。
 

2. 色数を絞るだけで格段に見やすくなる


工夫を凝らそうと様々な色を散りばめられた資料をときどき目にします。デザインの基本は目立たせたい情報とそうでもない情報を取捨選択すること。
キーカラーを1つに絞り、後はモノトーンにするとシンプルにまとまった資料に仕上がります。色の組み合わせを試行錯誤する必要もなくなるので、時短にも一役買ってくれます。
情報の重要度に強弱を付ける際には、キーカラーと文字の大小を組み合わせるだけで大抵の場合は事足りますよ!



モノトーンをベースにキーカラーを1つに絞ると、クオリティが上がるだけでなく資料制作の時間も大幅に削減できます。
 

3. フリー素材を有効活用できると費用対効果が抜群


自ら凝ったビジュアルを作り込まなくても、最近は質の高い素材サイトが充実しています。
例えば消費者の抱えている問題を説明するときなど、テキストでだらだらと説明するより、イメージ画像1枚で表現した方が微妙なニュアンスまで伝わりやすいということがあるでしょう。
写真素材はもちろんのこと、背景が切り抜かれて透過状態になっているイラスト素材もスライドに馴染みやすく、おすすめです。



フリー素材を効果的に利用すると、1分で作ったページでも「手間がかかっている感」を演出できます。
 
下記におすすめの素材サイトをご紹介します。
- 写真AC( https://www.photo-ac.com/ ): 豊富な写真素材が無料で利用できます。
- いらすとや( http://www.irasutoya.com/ ): 教科書に使われるようなテイストのイラスト素材が満載。
- アイキャッチャー( https://ai-catcher.com/ ): マンガテイストのイラスト素材サイト。吹き出しや擬音語なども充実していて、遊び心を添えるのに最適。
 

4. 「文字情報をビジュアル要素にする」という考え方


テキストも極端に大きくしたりすると、それはビジュアル要素として見る側の目を楽しませてくれます。具体的なフォントサイズで言うと、30ptのような半端なサイズではなく、50-100ptくらいを試してみてください。
横書きを貴重とした資料に縦書きを混ぜるなど、テキストのレイアウト方法で変化を付けるのも一手です。



大きくしたりレイアウトを工夫したりすると、文字情報もビジュアル要素になります。
 
余分な素材を足す前に、まずは文字情報をうまく使えないか考えてみましょう。
 

5. マージンを意識するだけで出来が格段に良くなる


マージンを取るだけで、ぐっとクオリティが上がります。マージンとは、ものとものの間の余白のこと。スライド上の上下左右の余白もそうですし、文字と文字の間、表のラインとテキストの間なども意識的に調整すると、それだけでぐっと洗練された印象になります。



ただマージンを付けただけで、「いつもの表」が見違えます!
 

6. 「真似をする」ことを通してデザインテクニックを手軽に取り入れる


どうにもうまくレイアウトがまとまらない。
そんなときは、身の回りのクリエイティブに目を向けてみましょう。



身の回りには参考になる「デザイン」が溢れています。
 
雑誌やチラシ、ポスターなど、家もオフィスもデザインで溢れています。何もないという場合も「デザイン ギャラリー」などのキーワードで検索をすれば、良質なデザインがまとめられたギャラリーサイトを見つけられます。
こういったプロのデザイナーの手によるレイアウトや配色を資料に取り入れるやり方であれば、インスタントにできる上に、自分の手技を増やせるというメリットもあります。一度取り入れたデザインテクニックは次の機会に活かせます。真似るところからデザインテクニックを身につけていき、身につけたデザインテクニックを組み合わせることでオリジナルへと昇華していくことができます。
ただやりすぎると何が本分か分からなくなってきてしまうのでご注意を。「こだわりたい派」はぜひ試してみてください。
 

デザインのその前に「ECRS」を徹底する


プレゼンのポイントは「いかに伝えたいことを伝え、伝える必要のないことを削ぐか」に尽きます。
あれもこれもと盛り込みたくなる気持ちは分かりますが、1つのスライドにあまりにも情報が散らかっていると、すべての情報を拾い集めるだけで見る側は疲れてしまいます。
製造現場の業務改善をするためのフレームワークに「ECRS(イーシーアールエス)」というものがあります。
 
- E: Eliminate: なくせないか
- C: Combine: 一緒にできないか
- R: Rearrange: 順序を変更できないか
- S: Simplify: 簡素化できないか
 
これらの観点から業務改善を行っていきましょうという考え方ですが、同じようなアプローチを資料作成の際に取ることもできます。
まずは徹底的に削り、削ることによって一番伝えたいことを引き立てる。その上で、今回ご紹介したようなテクニックを駆使してビジュアルを整えると、ミニマルながらも強力な資料が完成することでしょう。
「重要ではないけれど言及されるかもしれない」というポイントについては、資料の最後にAppendix欄を捌け口として作っておくことで、より本論をシンプルにできます。



「あった方が良い」くらいの情報はAppendix欄に寄せて、本論をどんどんシンプルにしましょう。
 

まとめ


最後に、今回お伝えした6つのテクニックを下記にまとめます。
 
1. 背景を「黒」にすると、プロジェクター投影時にスライドの内容が良く映える
2. 色はモノトーンをベースにキーカラーを1色に絞ると、短時間でシンプルに仕上げられる
3. フリー素材をフル活用すると短時間で「手間がかかっている感」を出せる
4. 文字情報も、極端に大きくしたりレイアウトを工夫したりすればビジュアル要素にできる
5. マージンをしっかり取るように意識するだけでクオリティが一段と上がる
6. プロのデザインを真似する
 
ぜひ次回資料を作る際には、これらのことを意識して臨んでみてください!

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