• 2018/09/03
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「できるマーケター」と「できないマーケター」の唯一にして最大の違いとは

  • デ・スーザ リッキー
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私自身、さまざまなマーケティング担当者の方とお会いする機会がありますが、「ああ、この人出来るなあ」と思うマーケターの方には共通点が存在しています。それは、会話をしていれば、すぐにわかることなのですが、結局はある1点に尽きると思います。

それが、何か?というと…シンプルに「マーケターとして、多くの実践経験があるか?」ということだけです。本当に。実は、これだけです。

「できるマーケター」になるためには実戦経験を積むべし



実戦経験のあるマーケターは、言葉の厚みが違います。「そんなの、これからマーケターになる人には無理じゃないか!」と思われた方。まあ、そうおっしゃらないでください。要は「実践経験」なんて積み上げればいいんですね。実は、世の中には、いくつになっても「これが出来ていない人」が案外多いのです。

私はそういう方のことを(誤解を恐れずに書くと)「アカデミック型」と名付けているのですが、このタイプの人は「知識量はすごい」んです。これは間違いない。めちゃくちゃ詳しいんですね。でも、仕事になると「マーケター」じゃないんですよ。「批評家」なんです。自分では、業務を推進できないんですね。

たとえば、すごい統計の処理方法とかを知っていらっしゃるのに、それを実践的に「使えない」んですね。せっかく知識はあるのに「どういう場面で、その分析方法を用いて、結果、それを何に活用するか?」のほうに頭が向かない。

別に分析に限らず「たくさんマーケティングの本を読んで勉強しました!」という人も一緒なのですが、「じゃあ、実際にお金を渡すから、自己の責任においてやってみてよ」と振ってみると完全にフリーズする。

なぜかと言うと、やっぱり会社のお金を預かって、いざ実際に「自分で何とかしてみよう」とすると、これはプレッシャーが段違いなんですね。

「実践に勝る経験は無い」からこそ、実践を恐れないでほしい



別にマーケティングじゃなくて野球とかゴルフとかでもいいのですが、専門書をたくさん読んで「凄い量の知識を身に着けた」として、じゃあ、打席に立ったらホームランを連発したり、すごいスコアを出せるか?というと出せないですよね。

それと完全に一緒で「マーケティング」となると学術的な側面があるので、どうしても「知識先行」になりがちなのですが(だからあえてアカデミックと表現させていただいたのですが)、結局仕事における「マーケティング」も、これと全く一緒で「場数」こそが、もっとも重要なファクターと言えるんです。

僕らマーケターはプロの野球選手と一緒で、そもそもは「3割も打てたらしめたもの」なんですね。プロ野球選手はそれを何百回、何千回と繰り返していくから打率があがるわけですが、そこに至るまでには、そうおうの丹力が必要になるような苦労がついてまわるものです(笑)
それらの傷はもう、勲章みたいなもので「失敗しないマーケター」なんてそもそも、最初は存在しなくて、みんな多くの失敗を経て大きなことを成しているんですね。みんな、本当は毎回ビビっていたわけです(笑)

だから、そういう「優秀な人々」とお酒を飲むと、たいてい「昔どれだけヤバい失敗をしたか」で花が咲くものなんですよ(笑)。いやもう、全然笑えない金額の損失を出したとか、「めちゃめちゃお金をかけて何も起きなかった」とか、そりゃもうみんなそういう経験を経て、今があるんです。

ただ、こういうマーケターさんはもう1つの共通点があって、そういう苦境において絶対に「逃げなかった」んですね。これも一緒なんです。死にそうな経験しながらも、逃げないから丹力がついて、それでいまは笑い飛ばしている。これが「できるマーケター」の共通点です。

ですから、これからマーケターを志す人は、ぜひ「全力で何事にも実際に取り組んでみて、それでいて逃げ出さないこと」を大事にしてほしいと思います。本当に、非常にシンプルな事ですが、この要素1つだけで、将来が大きく変わるくらいのインパクトです。実際には難しいことですが、ぜひやり遂げてほしい。なぜなら、これこそが「できるマーケターの条件」だと、私は思うからです。

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