この記事は「理想の転職を果たすための成功条件！押さえておきたい転職のメリットデメリット」の後編になります。
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具体的な希望条件を決める
それでも転職を決意する場合、さまざまな希望が出てくると思います。給与はこれくらい欲しい、残業時間があまり多いのは辛いなど、さまざまな条件が浮かんでくるでしょう。しかし、転職をすればすべての条件を満たす理想の職場で働けるとは限りません。しかし妥協をして転職すれば「転職に失敗したかもしれない」という気になってしまうもの。後悔をしない転職のためには「must条件」を設けるのがおすすめです。must条件とは転職をするにあたって譲れない条件のことです。
可能であれば叶えたい条件を「want条件」とし、優先順位をつけることをおすすめします。年収の良さがmust条件、土日休みがwant条件なら実現できる可能性は一気に上がります。自分が転職にあたって譲れないラインを明確にするためにmust条件とwant条件を書き出してみましょう。must条件は可能な限り具体的にしておくのがおすすめです。
たとえば給与額、有給取得率など数値に表せるものであれば、分かりやすいです。逆に「人間関係のよい職場」などの抽象的なものをmust条件とする場合には、注意が必要です。各種情報サイトでの口コミだけでなく、職場見学や、直属の上司となる人との面談の機会を設けるなどして自分の目で判断しましょう。面接を受ける前に各業種が集まる転職フェアなどで、どのような人が働いているかを確認するのも有効です。
逃げの転職が是か非か決めるのは自分
転職をする動機には「キャリアアップしたい」「チャレンジしたい」といったポジティブなものだけでなく、「職場の人間関係に疲れた」「仕事が面白くない」などのネガティブなものであることの方が多いです。転職の動機がネガティブなものは「逃げの転職」と呼ばれることがあります。 ネガティブな理由で転職をしようとするのは、面接などの転職試験で不利になる、と言われることがあります。「今の仕事が面白くないから、やりがいのある仕事がしたい」とアピールされても、あなたが面接官であれば「いっしょに働きたい」と思わないのではないでしょうか。とはいえ、ネガティブな理由だからすべてダメ、というわけでもありません。たとえばブラック企業に勤めていて、このままだと身体を壊してしまう恐れがある、といったものなら全く問題ありません。ここで大事なのは誰から見ても明らかなブラック企業かどうかです。たとえば営業職であればある程度の残業はどの会社でもあるものです。常識の範囲内の残業時間であったにも関わらず「ブラック企業だった」と主張しても伝わりづらいでしょう。
逃げの転職と呼ばれるものは、確かに転職にあたって不利になる部分もあります。しかし短くても1日の3分1は仕事をするもの。大きな肉体的なストレスや精神的なストレスを抱えながらもその仕事を続けることが必要なことなのかどうかは、一度考えてみてください。無理をすることが美しいわけでも素晴らしいわけでもありません。働くのは自分です。何を優先して働いていくのか、何のために働くのかを自分に問いかけてみてはいかがでしょう。
転職する際には求人サイトや転職イベントだけでなく、転職エージェントや転職コンサルタントを利用するのも有効です。基本的にエージェントの利用や登録は無料です。履歴書や職務経歴書の書き方や、業界や職種についての情報など基本的なこともエージェントに相談できます。未経験の業界に挑戦したいときにも有効でしょう。女性のエージェントも多いですので結婚や出産で働き方も見直したいときにも相談しやすいです。
