• 2019/10/01
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今、注目を浴びている共感力とは? ~伝わりやすい情報にする為の一工夫~【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「今、注目を浴びている共感力とは? ~伝わりやすい情報にする為の一工夫~」の後編になります。
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共感力のある文章とは



ここまでは共感力の重要性や注目を浴びている共感というワードの意味についてお伝えしましたが、では具体的にどうすれば共感性の高い文章が書くことができるかという共感力のある文章を書くコツについてご紹介したいと思います。

以下の文章を見比べて見てください。

●ポイ捨てが多い地域のポイ捨て防止の看板
「この地域ではポイ捨てを禁止しております。みんなでマナーを守り、綺麗な街を作っていきましょう」
「きれいな街を作ろう!最近、町がどんどんきれいになっています。あなたの"ちょっと待った"が町の人の笑顔につながっています」

●人気ラーメン店が食べ残しを減らすために張り紙
「当店では注文していただいた料理を残すのを禁止しています。場合によっては追加料金を頂くケースがございます」
「一品一品、店主が丹精を込めて作ったラーメンです。ご注文いただいた品は食べきってください(食べ残しがあるとちょっと悲しいです…)」

皆様はどちらの文がいいと思いましたか?2つの例どちらも下の文章の方が「そうだな、やめよう」と感じませんか?
ポイントは2つあります。

1つは自身が伝いたい情報をただ伝えるのではなく、相手の「嬉しい」ことを文章に盛り込むことです。自身の価値観をそのまま伝えるのではなくて情報を受け取る相手の気持ちを考えることで伝わりやすくなります。相手が望んでいることと自身が伝えたいことが重なるキーワードを見つけて、そのキーワードを文章に盛り込んでみましょう。上記のポイ捨て防止の看板では「町の人の笑顔が見たい」というものがキーワードです。このキーワードは相手が望んでいることであり、自身が伝えたいこととなっています

2つ目のポイントは文章を書いた人がどんな人物かイメージできることです。ラーメン店の張り紙だと(食べ残しがあるとちょっと悲しいです…)と書いてあることで店主の悲しそうな顔が想像できると思います。そのことをイメージするだけで「絶対食べ残しはしないぞ」という気持ちになりますし、人によっては自身の胃のキャパシティを考えた注文をするでしょう。

共感されやすい文章を業務に活かすには

たとえば上の2つの要素を用いて共感が得られやすいメルマガを書こうとしたら以下のようなポイントが挙げられます。

Point.1

リード文にはその企業のどのレイヤーの人が書いているのか、どんな事をしているのかなど、文章の奥の人物がイメージできる近況、つまりストーリーを入れると共感され、その後の文章も読んでくれる可能性が高まります。

Point.2

扱うコンテンツの紹介文にはその情報を知ることで、手に入るメリットを記載したほうがいいでしょう。その際、無理に文章で詳細を伝える必要はなく、箇条書きが望ましいです。また、数字を扱うことでさらに簡潔な情報になります。とにかくこの部分は「わかりやすく明確に」を心掛けたほうがいいでしょう。

Point.3

情報を受け取った相手がメルマガで誘導しているアクションをすることによって、どんな「嬉しいこと」が待ち受けているかという事を記載する必要があります。こんなメリットがあって、結果こんなハッピーな事が起きますよと記入することがメルマガにおいて最も重要な事と言えるでしょう。

まとめ

共感力のある文章は相手に伝わりやすく、そしてSNSでの共感によって情報は広がっていきます。
企業でも個人でもAIDMAのA(attention)I(interest)である認知や興味関心といったフェーズでは共感性の高い情報の発信していくことが求められています。
是非、皆さん何かアイデアや自身の考え、価値観を伝えたいと思ったのなら、その前にまず共感してもらえるかという事を意識してみてはいかがでしょうか。




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