• 2019/08/29
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データアナリストとは? 仕事内容や就職情報について解説します!

  • マーキャリ 編集部
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目次
データアナリストやデータサイエンティストといった、ビッグデータをもとに、企業の課題解決に貢献する職業をご存知でしょうか。企業が販売戦略を行う上で、データの存在は非常に重要で、今後ますます注目を集めることは間違いなく、それに携わる職業に注目が集まっています。この記事では、データアナリストの仕事内容やデータアナリストに求められるスキルを中心にご紹介しています。データサイエンティストとの違いなどにも触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

データアナリストとは?



データアナリストとは、その言葉の通り「データを分析する人」のことで、データを使った仕事を専門に、あるいは中心にしている人のことを言います。多くの企業は、これまで、管理しきれないから見過ごされていたようなビッグデータと呼ばれる膨大な量・種類・形式の、日々新しく生まれるようなリアルタイムで変動するデータに着目をし始めています。このビッグデータの活用のために、データの分析や調査に関する専門的な知識を持つ人材が求められるようになりました。

データアナリストは、膨大なデータ分析した結果から、企業が抱える課題に対してどこに問題があり、どのようにすれば解決できるのかといった解決策を提案するのが主な仕事です。ビッグデータがそれ自体幅広いものであることから、データアナリストも扱う分野は幅広く、業種などによっても専門とする分野やデータの分析方法には違いがあります。企業によっては、データの分析だけでなく、それをもとにしてコンサルタントやマーケティングを行う人物に対してもデータアナリストと呼ぶことがあります。

データアナリストの2つの種類



データアナリストは「エンジニア型」と「コンサル型」に分類することができます。エンジニア型のデータアナリストは、洞察を行うことを主とせずに、データを活用しようとしている企業やクライアントに対して分析結果を渡すタイプのもの。文字通り、分析すること自体をメイン業務とするタイプのデータアナリストのことです。

それに対しコンサル型のデータアナリストは、企業が抱える課題に対して「そもそもどのようなデータを分析すべきか」といった段階から考えます。課題解決に必要なデータは何かといった仮設をもとにデータ分析をし、解決策を提示するまさにコンサルタントのような役割を担います。企業によって、単なるデータの分析結果が欲しいのか、それとも課題解決に向けての提案が欲しいのかは異なりますので、データアナリストが、コンサル型とエンジニア型に明確に分かれているわけではありません。どちらの仕事も兼ねて行うことも多いです。

データサイエンティストとの違い

データアナリストと名称が似ているものに、データサイエンティストと呼ばれるものがありあます。実務においては行う業務の線引きが曖昧なことも多いですが、データアナリストは、「データを集めること」に比重が置かれていることが特徴です。「エンジニア型」であれ「コンサル型」であれ、ビッグデータの中から必要な情報を抽出して分析するのはデータアナリストの仕事です。それに対しデータサイエンティストは、「データをどう活用するか」をメインテーマとしています。データを分析することで見えてくることから、課題の解決策を提案します。

求められる素質



コンサル型とエンジニア型、それぞれによって求められるスキルが異なります。コンサル型は、データを分析する能力だけでなく、論理的に物事を捉え、仮説として提唱できるようなスキルが求められます。コンサル型のデータアナリストには、「どうすればもっと良くなるか」といったことについて思考する能力が問われますので、普段の生活においても自分が知らないことに対して強い好奇心を持てる人が向いていると言えます。

エンジニア型の場合は、データの分析力が特に問われることになります。規則性のないように思えるビッグデータの中からデータを抽出するためには、大量の情報に規則性を見出すことが求められます。そのため、難問であるほどモチベーションが上がるような人物が適任です。難しいパズルやなぞなぞを解くのが好きといったタイプの方に向いています。専門的なデータを分析して、相手にも分かる言語で説明する必要がありますので、コンサル型・エンジニア型に関わらず、コミュニケーションスキルは非常に強く求められる職業であることは、頭に入れておいてください。

将来性はあるのか?

データアナリストへの就職・転職情報をご紹介する前にデータアナリストという職業の将来性について確認しておきましょう。データをもとに、販売戦略を立てるような手法は、データアナリストとともに生まれたわけではありません。マーケティングといって市場のニーズを掴んで、さまざまな情報をもとに販売戦略を練ることは以前から行われてきたことです。データアナリストは、ビッグデータという言葉が広まることで生まれた仕事です。

これまでは活かしきれていなかった、考慮していなかった大量の情報を企業の課題解決や経営戦略に有効に活用することを命題としています。まだまだ新しい職業であることと、求められる専門性の高さから、データアナリストの数は圧倒的に不足していると言えます。そのため特に転職市場では需要があり、今後データアナリストを目指す価値は十分にあります。将来性のある職業だと言えるでしょう。

データアナリストになるには

歴史が浅いことと、市場に対する供給が圧倒的に足りていないことから、データアナリストは、未経験者でも挑戦しやすい状況にあると言えるでしょう。とはいえ、転職でデータアナリストを狙うなら、ある程度の知識や関連する経験が求められます。

実際にデータアナリストの経験がなくても、マーケティング部門でさまざまなデータを収集していたり、データをもとにした提案業務を行なっていたりといった経験があれば大きなアピールポイントなると考えられます。そういったものもない場合には、統計学の知識を身につける・関連する資格を取得するなど行動が必要になるでしょう。データアナリストは、非常に将来性のある職業です。ゼロからのスタートであったとしても、目指す価値は大いにあると言えるのではないでしょうか。

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