• 2019/02/22
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Webサイト運用のツボ「サイト改善」の基本の流れを押さえよう

  • マーキャリ 編集部
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目次

Webサイトのアクセス数や売上をもっと伸ばしたいと考えるときの悩みどころは、「どうサイトを改善すべきか」というところでしょう。Webサイトを改善する流れを押さえ、いかにサイトの目標達成に近づけるかを常に意識する必要がありますね。
そこで今回は、「サイト改善」の基本の流れについてご紹介します。何を利用して、どのような手順で改善を実施するかを、この機会に押さえておきましょう。

Webサイト改善「基本の流れ」



ここでは、Webサイト改善の基本である、戦略=手順、そして戦術=実務と作業内容を流れに沿って確認してみます。

Webサイト改善の目的・目標を確認する

各サイトの目的や目標により、必要となる改善策は異なります。まずは、目的(何のためにサイト運営をするのか)を洗い出すことから始めましょう。例えば「ECサイトで全国の顧客から多くの売上を上げること」なのか、それとも「まずサイトの認知度を高めたいので、PV数を伸ばしたい」なのかといったように、目的もサイトによって違うものです。
また、その目的をいつまでに達成するかという「目標」も、同時に意識しましょう。

Webサイトの現状を把握する

目標を達成するために、アクセス解析ツールや関係者へのヒアリングなどを利用して現状を把握し、目標までの距離を測りましょう。

Google Analyticsの場合

全体のPV数、セッション数、セッション数の新規・リピート、オーガニックキーワード、アクセスの多いページなどの項目に注目します。また、コンバージョン数・コンバージョン率などもチェックしましょう。

Search Consoleの場合

キーワードごとのクリック率や順位、コンテンツキーワード、サイトへのリンクなどに注目します。

関係者に対するヒアリング

販売個数や売上、契約率、商品やサービスの強みなどを関係者に聞いて確認します。

その他

自社と競合する他サイトをチェックし、自サイトと比較しましょう。

Webサイトを分析、課題を洗い出す

目的や目標が押さえられ、Webサイトの現状もざっと把握できたら、Googleアナリティクスによるサイト分析を行い、現状の課題となる点を見つけましょう。

Webサイト改善のポイント



Webサイト改善の流れが分かったところで、次にWebサイト改善を成功させるためのポイントをご紹介します。

1.PDCAサイクルを回す

Webサイトは作ったらゴールではなく、そこからPDCAを回すことで大きく育てるものです。アクセス解析で現状を把握する場合も、解析したら終了ではなくPDCAサイクルを回して確実に改善へとつなげましょう。
アクセス解析の結果を必ず確認し、その成果に問題点があるならそれらを基に改善策を考え、優先順位を付けて再度実行する必要があります。それを繰り返すことで「より成果の上がるWebサイト」にしていく取り組みが大切です。

2.改善に失敗したとき、どう挽回する?

サイト改善を実施したのに、思うような成果を上げられないこともあるでしょう。その場合、結果として「サイト改善に失敗してしまった」ことになります。残念ではありますが、その場合は失敗の原因を究明し、それに合わせた対処を行わなければなりません。

サイト改善に失敗しやすい要因としては、「目的が曖昧」「デザイン優先で機能を損なっている」「製品やサービスの魅力の訴求が足りない」などが挙げられます。もし、サイト改善後のアクセス解析結果で成果が上がっていないようなら、まずは元のWebサイトの形にいったん戻して別の改善策を提案するか、他の策を講じると良いでしょう。

まとめ

今回は、サイト運営には欠かせない「サイト改善」の一連の流れ、サイト改善を成功につなげるためのポイントをご紹介しました。
サイト運営では「目的」「目標」を最優先することが第一。成果の出方や他サイトとの比較によって、うっかりそれらを見誤ってしまうこともありますが、そうなるとアクセス解析による成果にすぐ表れるはずです。特にサイト改善後は毎日~数日おきなど頻繁にアクセス解析の結果をチェックし、成果の出方を押さえておくことが大切でしょう。

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