• 2019/10/08
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引き抜きでの転職はいいことだけじゃない? 転職する前にリスクについて考えよう【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「引き抜きでの転職はいいことだけじゃない? 転職する前にリスクについて考えよう」の後編になります。
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安易に転職する前に確認しておきたいリスク

引き抜きでの転職では収入や待遇が良くなることが多いので、メリットばかりに目が行ってしまいがちです。しかし引き抜き転職はメリットだけではありません。もちろん何も問題が起きないことも多いですが、勢いで誘いにのってしまって後悔することのないように起きうるリスクは想定しておきましょう。

相手の期待値が大きい

引き抜きであれヘッドハンティングであれ、引き抜きの誘いがあるということはそれだけあなたを評価しているということ。それだけ相手はあなたに対して期待をしています。しかし、その能力が期待以下だった場合には、仕事がやりづらくなる、報酬が下がるといった懸念もあります。自分の仕事に自信があり、それに伴う実力が自分にあるかは見つめ直しておく必要があるでしょう。

人間関係でのリスク

あなたが転職をし、新しい職場でポストに就くことでそのポストを狙っていた人は昇進のチャンスの1つを逃がすことになるかもしれません。特に引き抜きで入ってきたという場合には異常にライバル視されることもあります。引き抜きであることが知られると、周りはあなたを「すごく仕事ができる人」と見ます。引き抜きというだけで、周りの目は違うもの。仕事は一人でするものではありません。自分の能力に慢心せず、謙虚な姿勢で周りとコミュニケーションを図りましょう。

条件・待遇の相違

引き抜きの際に提示された条件と実際が異なるというのは、引き抜きによる転職によくあるトラブルです。引き抜きとは基本的に元上司などの信頼している人から声をかけられるので、すべてを信用して口約束のみで転職を決めてしまう方も少なくありません。しかし、実際には提示されていた給与や年収が残業代も含んだものであったり、聞いていたものと異なる業務を担当させられたりといったこともあるようです。

引き抜きの声をかけてきた人が、採用に関する権限はあっても給与や業務内容についてまで権限がないといったことも十分に考えられます。転職後にトラブルにならないよう、収入や諸手当などについては口約束ではなく、きちんと採用通知や雇用契約書などの書面で明記してもらうようにしてもらいましょう。
引き抜きがイレギュラーなものだから、書面は出せないなどの返答がある場合は、後々トラブルになる可能性が高いと言えます。

転職を成功させるには?

引き抜きを受けて転職をする際にはリスクがあるものの、きちんとした対応をとればトラブルを防ぐことができます。しかし、転職をするというのは人生の大きな転機でもあります。今の仕事に不満がない場合は、いくら条件がよくてもなかなか引き抜きに応じるのが難しいこともあるでしょう。引き抜きは自分の能力を期待されている分、求められるものも大きいです。

条件だけで飛びつくことなく、客観的な広い視野を持つことが重要です。転職を成功させるためには、転職先の経営状況や業務内容を自分でもしっかりと調べ、魅力を感じられるか、やりがいを持てそうかといった事柄を転職をする上での大きな指標とすれば、転職して多少イメージとの違いがあったとしても後悔せず納得のいくものとなるのではないでしょうか。

引き抜きの誘いを受けても断ることは可能

引き抜きの話を受けても、断ることは全く問題ありません。しかし、相手はあなたが入社してくることを期待していますので、あまり待たせるのはよくありません。話を受けて即答できるものではないでしょうが、返事をするまでの期限は設けておいた方がよいでしょう。断りを入れる場合にはなるべく早く口頭や電話で断るのが無難です。

引き抜きの話しは内々に進めているのが通常です。メールをするとかたちとして残ってしまうのでそれを嫌う人はいるでしょう。これまでメールでやりとりしていたのなら別ですが、口頭や電話でのやり取りだったのなら、断る場合もそのようにしましょう。




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