• 2019/08/16
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営業企画の仕事内容とは? 未経験からの就職・転職について

  • マーキャリ 編集部
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目次

企業によっては、営業職や事務職といった区切りで細分化され、それぞれの中に営業企画や営業事務などの役割が置かれていることがあります。就活生からすれば、営業職については「モノ・サービスを売るのが仕事」とイメージがあっても、営業企画については具体的なことはイメージしづらいのではないでしょうか。

この記事では営業企画職の詳しい仕事内容や求められるスキルについてご紹介しています。これから就職を考えている方だけでなく、転職で営業企画職を目指す方にも参考になる内容になっています。営業企画職の仕事内容を知ることで、ぜひ自身のキャリアに活かしてください。

営業企画とは



営業企画を、一言で表すなら「営業職が製品やサービスを販売するための企画を立てること」が仕事です。
営業を成功させ、売上目標を達成するために、さまざまな業務を行います。そのため、業務内容は非常に広い範囲となることが多いです。企画を立てるだけでなく、実際に企画を実践するところまで担当することもあります。企業によっては、営業企画職の専門の部署がないことも多く、また営業企画といっても業務内容は異なることもあります。

営業企画の仕事内容

具体的な仕事内容としては主に以下のようなものが挙げられます。

・営業戦略の立案(どう売るか)
・目標設定・営業の実績の把握と対策
・パンフレットなどの販促ツールの制作
・インセンティブの設定・競合の情報収集
・提案資料作成

営業職が、消費者やクライアントに対して営業をかけやすくし、売上を得るために実際に営業職がアプローチをかけるまでの前段階までを担当します。
目標達成のため、営業一人ひとりのモチベーションを上げることや、売れる環境を作ることも求められます。

商品企画との違い

商品企画は、新しい商品の企画や既存商品のリニューアルを担当します。そのため市場に求められている商品を分析するマーケティングの役割を担っていることもあります。新たに商品を売りだすには単純に「今までにないもの」や「質のよいもの」であるだけでは売り上げにはつながりません。商品のコンセプトやターゲットを設定し、いくらで売るか、どのようにPRするかといったことを経営陣にプレゼンし、新商品の発売に向けて行動するのが商品企画です。
それに対して営業企画は、既にある商品をさらに売るためにはどうするかといった企画を行うのが仕事です。

営業企画と企画営業の違い

名称が似ていることから特に混同しやすいのは「営業企画」と「企画営業」です。企画営業とは、「企画を営業する仕事」。つまり営業職の1種と考えると分かりやすいでしょう。

一般的な営業が商品やサービスを売るのが仕事だとすると、企画営業はクライアントに対して自社の商品やサービスをどのように使えばクライアントの課題解決につながるかについて考え提案するのが仕事となります。厳密に営業職と企画営業職を分けているところは少なく、「提案型の営業」と言うことも多いです。それに対して営業企画は、営業が売上を上げるための企画を発案するのが仕事ですから、企画職の1種と言えます。

営業企画は実際に営業をするのか?

営業企画は、企画を立てるのが仕事ですので、実際に営業活動を行うことはありません。しかしそれは、営業のことを理解しなくてよいという意味ではありません。営業企画は、営業職が商品やサービスを売るためのサポート役ですので、営業職が現場でどのように営業活動を行なっているのかは知る必要があります。むしろ営業職を管理する側とも言えるので、基本的には新卒や未経験から営業企画を担当することは少なく、営業職を経て営業企画に抜擢されるのが一般的です。

営業企画の2つの大きなやりがい

企画職と聞くと大胆な発想やアイデア力が求められるようなイメージがあるかもしれませんが、営業企画の場合はそうではありません。商品企画と違い、営業企画は既にあるものをいかに売れるようにするかを考えるのが仕事です。そのためクライアントの状況やそれぞれの営業職の動きを把握するなど商品を売るために必要なデータを集めた上で営業方法の企画を行うことが重要になります。単純なアイデア力ではなく、営業という仕事について広い範囲での理解が必要です。商品を売ることにつなげるために行う活動を広い範囲で担うことができるのは大きなやりがいであると言えるでしょう。

もう1点のやりがいは、将来的に経営に携われる道であることが挙げられます。営業企画は、商品を売るための戦略を立てる非常に重要な部署ですから、責任も大きいです。しかし、売上を上げるのには1人の素晴らしい営業マンだけでは不可能です。多くの営業職が目標達成をすることが営業企画職として最も求められることです。その分結果につながったときは、大きな評価を得ることができます。

未経験から営業企画職にはなれるか?

企画職は、華やかなイメージがあり非常に人気がある職種です。もちろん企画職の1つである営業企画職も同様です。実際に現場で営業を行うのは抵抗があるが、営業企画として営業の戦略を企画・立案する仕事であれば興味がある方もいるのではないでしょうか。しかし、残念ながら営業を経ずに営業企画職になることは困難であると言えるでしょう。

営業企画職の仕事は、営業が商品を売るための戦略を立てることであることはお分かりになったかと思います。それならば、営業の現場を知らずに営業企画職になることが困難だということも予想がつくはず。営業企画には、営業として成果を挙げている人間が抜擢されることがほとんどです。もちろん可能性はゼロではありませんが、新卒の場合は、自身の考えを明確に周りに伝えるコミュニケーション能力、データや資料から営業の戦略を立てるための論理的思考力、企画構想力などが強く求められるでしょう。しかし、新卒でも転職でもまずは営業職からというのが現実的です。

まとめ

営業企画は広い範囲の業務を担いますので、ただ単純に営業能力が優れていればよいというものでもありません。対人スキルだけでなく、客観的視野を持ち、商品を深く理解し、さらにはデータや数字への強さも必要です。大きな責任が求められますがその分やりがいも大きな職種です。自身のキャリアが目指す道の1つとしてみるのもよいのではないでしょうか。

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