• 2019/03/28
  • インタビュー
  • 突撃!となりのマーケター

【ママ×マーケター】働く女性必見!育児とマーケティング活動を両立するポイントとは

  • マーキャリ 編集部
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今回は、企業向けのネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社の磯崎さんにインタビューしました。海外メーカーの商品を担当するマーケターであり、お子さんがいらっしゃるママでもある磯崎さん。マーケターとしての仕事と育児を両立するポイントはどのようなところにあるのでしょうか。「出産後のキャリアについて悩んでいる方」「これから出産する予定のマーケターの方」「マーケティング職に興味・関心のあるママの方」は必見です!

セキュリティ関連商品のマーケティングを担当

――磯崎さんが所属されている部署の役割を教えてください。

会社のカタログ作成やプレスリリースなど広報関連の業務、取り扱い商品の認知拡大やリード獲得などのマーケティング業務をしています。

――磯崎さんはどういったプロダクトを担当されているのでしょうか?

弊社は海外の最先端セキュリティ関連商品を輸入して日本で販売するビジネスを展開しているのですが、主にそれらの商品を担当しています。最近では、セキュリティに関する知見が弊社内に蓄積されてきたので、独自のセキュリティサービスも展開しています。セキュリティ対策に時間や人をかけられない企業も多く、そういった方々をサポートする新しい商品やサービスも担当しています。

――新しい商品となるとゼロから覚えなければいけないことや考えなければいけないことが多くありますよね。ママとしてこれらの業務を担うのは負担が大きいのではないでしょうか?

新しい商品といっても業界が変わるわけではないので今まで得た知識を活かすことはできますし、色々な商品を通してより業界への知識を増やすこともできます。他のマーケターと意見交換したり営業担当に新しい商品の話を聞いたりと、コミュニケーションをとりながら知識を増やせるので、特に負担が大きいと感じることはありません。展示会やセミナーなどの外部の活動に参加することもあるのですが、時間など調整しながらできていますし、チームメンバーもママであることを理解してくれているので、働きやすい環境だと思います。

妊娠・出産を機にワーク・ライフ・バランスを見直す

――磯崎さんは産休に入られる以前も同様の仕事をされていたのでしょうか?

産休に入る前は、取り扱い商品の担当に加えて大きな展示会の担当もしていました。弊社は、大きな展示会やセミナーを頻繁に行っているので、イベントがあると一時的に業務量が増え残業が重なることもありました。現在は取り扱い商品の担当に加えて、自分で時間のコントロールのしやすいPR業務や採用マーケティングなどを担当しています。仕事を休んでいる期間はありましたが、マーケ活動で得た知識や経験は活かすことができるので、時間に制限のある中でもむしろ業務の幅は増えていると感じます。その中でも優先順位を決め、仕事をコントロールしながら定時で帰ることができています。

――業務の幅が増えているのですね!

弊社では、毎年多くの仕入先メーカーと代理店契約を結び、近年ではAIなどの新しい分野にも力を入れています。その中で、優秀な人材を採用するための活動も非常に重要と捉えているため、人事と協力して、マーケも一緒になってPR活動をしています。他社と差別化するために技術力をアピールしたり、人の魅力を伝えたり、それを広く知ってもらうために広告を出すなど、今までの経験を新しい業務でも活かすことができていると感じています。

マーケターとして、ママとしての1日のスケジュール

――産休前に比べて業務内容も変化していると思うのですが、業務の進め方や時間の使い方で変化したことはありますか?

業務の進め方としては、以前よりも仕事の重要度を意識するようになりました。以前はすぐに終わるような細かい業務を先に終わらせてしまうことが多かったのですが、現在は納期を意識して優先順位をつけながら業務をこなしています。また、会社でのデスクワークができる時間が限られているからこそ、社外で仕事について考える時間が増えました。移動時間などで頭を整理する時間やプランを考える時間は前より長く持てているのではないかと思います。

――1日のおおよそのスケジュールを教えてください。

朝は5時に起床して、洗濯や料理などの家事に取り掛かります。その後7時40分ぐらいに家を出て出社しているのですが、仕事内容はその日によってまちまちで、イベントが少ないとはいえ外部セミナーの協賛やセミナーの運営、仕入先への訪問などがあります。それ以外は、プロモーションを考えて、プロジェクトに関する実務を推進しています。17時30分に退社して、18時に保育園に子供を迎えに行きます。その後ご飯を食べさせて、子供と一緒にお風呂に入ります。寝る前の準備を22時前には全て済ませて就寝していますね。

――ハードな1日ですね!1日の中で自分の時間を持つことはできていますか?

毎日は忙しいですが、それなりに自分の時間を持つことは出来ています。実家が近いので、親や夫に子供を預けて友人や同僚と食事に行くこともあります。自分の時間を持つために朝早く起きるようにしていますね。朝に家事をすると子供も夫も寝ているので、夜に録画していたドラマを見ながらのんびり過ごせています(笑)子供が起きるのは7時なので、2時間は自分の時間です。

ママにとってマーケターとは

――ママになってから、ご担当された大きな仕事で達成感があった成功体験があれば教えてください。

200名ぐらいのセミナーを企画して集客も担当し、会場をいっぱいにすることができた時は、やりきったという達成感がありました。ブログを立ち上げる時もエンジニアの方や人事部の方など、事業部を横断して様々な人が関わる中でリリースできたので、やりきった感がありましたね。

――マーケティングのどのようなところにやりがいがあり楽しいと感じるのでしょうか?

マーケティング活動は、自分がやったことが数字や効果として可視化されるので、効果を上げるための施策を行うなど、改善案を考えることが楽しいですね。どのように売り上げを伸ばしていくかというような前向きな話が多いので、そこに携われるのはとてもいいなと思います。

――マーケターはママにとって続けやすい職業だと思いますか?

前向きな活動内容が多く、納期に余裕があるので、そういう意味では子供の都合で予定を調整することができるので、スケジューリングがしやすい職種だと思います。業務内容が多岐に渡っていることもあり、産休などで離れてしまったとしても以前の知識を活かすことができるので、復職しやすいですね。

――これからママになる予定のマーケターの方にアドバイスをお願いします。

仕事をしていると、家事をこなすのは大変ですし、子供と接する機会が減ってしまい、悩まれることもあると思います。適度に息抜きをし、惣菜を買うなど疲れた時は家事も手を抜いた方がいいですね。復帰して時間に限りがあると業務自体に疑問を感じたり改善するために考えたりすることも多くなるので、時間がないことを逆に強みにするぐらいの意気込みでいたほうがいいと思います。また、会社や同僚と日頃から良好な関係を気付いていくことが大切です。

――最後にマーケターとしてのビジョンを教えてください。

会社としてお客様に、より高品質な商品・サービスの価値を提供し続け、リードや営業販路を拡大していけるような活動に取り組んでいけたらいいと思いますね。
――磯崎さん、お忙しい中ありがとうございました!

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