• 2018/09/03
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  • スキル×マーケ

Web広告で積極的に集客をかける「その前」にやるべきこと!

  • デ・スーザ リッキー
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たとえば、あなたがWebプロモーションの担当者になったとして「自社のWebを宣伝してください」と言うと、頭は確実に「集客」の方に向かう事でしょう。「どうやって、たくさんのユーザーをサイトに連れてくるか?」を中心に考えるはずです。

でも、ちょっと待ってください。

それは、確かにあなたにとって重要な使命だと思いますが、本来の「会社にとっての使命」とは何だったのでしょうか?それは明らかに「集客」ではなく「売り上げをあげること」だと思います。つまり、集客とは「売り上げのための入り口」に過ぎず、本来の「売り上げ」がその先にあるから「集客」という行為が成立するんですね。

逆説的に考えれば「売り上げに至らない集客」は全く意味がないものになってしまいます。

「そんなことは分かっているよ」と、思いましたか?でも、実際問題、多くのマーケターが、ここを理解しないままプロモーションに取り掛かり、大きな苦労をしているのを私は何度も見てきました。

では、そうならないためには、どうしたらいいのでしょう?
*サイトプロモーションをする前に、本来やるべきこととは
実はそれらの方がやるべきことは「集客への注力」では無いかもしれません。では、それが何か?と言うと、まずは「Webサイトがしっかりと構築されているか?」「目的を達成するために不足がないか?」を知ることなんですね。

例を挙げてみましょう。あなたの家から電車で30分行ったところに「新しいショッピングモール」が出来たとします。あなたは、何かでそれを知り、非常に興味を持って訪問をしたとしましょう。

しかし、もしそこで、そのショッピングモールがあなたにとって「ハッキリ言うと、かなりつまらなかった」ら、おそらく二度と訪問しないと思います。仮にそのショッピングモールが「フルリニューアル」をして「すごく良くなった」としても、あなたがそこに再度足を運ぶのは相当腰が重くなってしまうのではないでしょうか?

ハッキリと、プロモーションもこの状況と同じことが言えます。

つまり「サイトに来訪して、よく意味がつかめなかったユーザー」は、二度とそのサイトを訪れてくれることは無いんですね。集客とは、結局のところ「網」が張ってある領域に魚を連れて行くのと一緒で、ユーザーを「何らかの手段で囲い込むため」に集客をかけているわけです。

ところが、その行った先(Webならサイト上)の囲い込みの網目が粗く、ユーザーにとって「魅力的ではない」という事になれば、これは集客をかけるのは、どぶにお金を捨てているのに等しいわけです。

なぜなら、ゼロベースで失うだけならまだしも、せっかくお金をかけてユーザーを呼び込んでおいて「すごくつまらないサイト」だったら、これはもうブランド棄損以外の何物でも無いからです。わざわざ、お金をかけて「マイナスのイメージ」を与える行為に、何の意味があるのでしょうか?

だからこそ、プロモーション担当者をすることになったら「まず、サイトを見るという事を徹底すべきだ」というのが私の持論です。

これをやるだけで、プロモーションの効果も大きく変わっていきます。企業で担当する以上、そこが分業制になっていて「担当が違う」などの障壁はよくありますし、実際の企業は「サイト改修も集客も並行して行うのだ」となってしまうと思います。ですが、だからこそ、本来の目的を社内で共有し、事を運ぶようにすると良いでしょう。

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